浮気調査の男

この間、何気なく振り返ってみたら怪しい男がこちらを見ていた。
しばらく男の方を見ていたら気まずそうな顔をしてどこかに消えていった。
男の顔に見覚えはない。
どう考えても知り合いとは思えないし、仕事先で会った人でもない。

いろいろ思案した結果、私はあの男が「探偵」ではないかと思うようになった。
それというのも、最近妻に浮気が知られている感じがして、どうも落ち着かない。
帰りの時刻が遅い理由を今までなんとかごましてきたものの、帰りが深夜になることが増えて、もう言い訳がきかない。
おそらく妻は「浮気」に気がついたのだろう。
離婚でもすることになって慰謝料がもらえなくなるかもしれないと思って、探偵を雇い、浮気相手といっしょにいるところを証拠にしようと考えているのかもしれない。
いわゆる「浮気調査」では、調査対象が夫である場合でも、浮気していると分かった後は、不倫相手も調査対象になる。
あの怪しい男はもしかして不倫相手の住所まで嗅ぎつけたかもしれない。
もしそうだとすれば、不利な証拠を握られたかもしれない。
今度あの男を見つけたら、「浮気調査をしているのか」と問いつめてやろう。
法律では、こちらがつきまとうのをやめてほしいと探偵に訴えれば、それ以上後をつけられなくなることになっている。
手遅れにならないうちに、こちらもしかるべき対策を講じておかなければ。
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